○右肘の痛みでお悩みのお客様の症例
症状:右肘の外側に物を持ち上げたり雑巾を絞ると痛みが出る
50代 女性 事務職
・初回
半年前から右肘外側に痛みを繰り返しており、直近1ヶ月は痛みが特に強く、日常生活でも不便を感じていた。整形外科で外側上顆炎(テニス肘)と診断され、湿布と安静の指示を受けたが症状の改善がないため当院へ来院。
問診と評価の結果、前腕伸筋群と手首周囲の筋膜の硬さが強く、手首を反らす動作で痛みが増す状態。この硬さに対して介入し、物を持つ際の痛みが半分以下に軽減。今回介入した前腕の筋膜の硬さに対するセルフケアをお伝えして、初回の施術を終えた。
・2回目(1週間後)
パソコン作業や家事での負担が減り、物を持つ動作も少し楽になってきたが、まだ痛みや不安感が残っている状態。前回同様の筋膜の硬い箇所に加え、上腕や肩周囲の可動性を改善する運動を実施。最後に自宅でできる前腕ストレッチと軽い握力トレーニングをお伝え。痛みはさらに軽減し、右手で荷物を持つことに抵抗が少なくなってきた。
・3回目(初回から2週間後)
日常生活ではほとんど痛みがなく、重い鍋やペットボトルを持つ場面で軽い違和感が残る程度。以前介入した筋膜の硬さはほぼ解消していたが、肩甲骨周囲と手首の安定性が弱く、そこに再発リスクがあると判断。肩から手首までの動きと安定性を高める運動を追加。頻度を減らしながら1ヶ月半ほどで痛みは完全に消失し、事務作業や家事も問題なく行えるようになった。
・スタッフからメッセージ
お伝えしたセルフケアを続けて、肘や手首への負担を減らしていきましょう。