○顎関節症でお悩みのお客様の症例
症状→口を開ける時に両側の顎に痛みと音が出る、口の開けにくさがある
60代 女性 パート勤務
・初回
2ヶ月前から口を開けるとコリっと音がするようになり、1ヶ月前から音に加えて痛みまで出るようになった。思い当たる原因としては、1年前に左の奥歯を抜歯して、右で偏って噛む癖がついていた。
痛みが続くため、かかりつけの歯科に受診して顎関節症と診断された。治療としてマウスピースを作ったが、1ヶ月間着用してみて、痛みの変化がないため当院にご来院された。
問診と身体の評価により、首の後方と顎周囲の筋膜の硬さがみられた。初日は顎周囲の筋膜の硬さに対して介入を行い、口を開ける可動域の改善がみられた。可動域はご本人様の主観では5割から8割ほど開けられるとのことだったが、開口時の音は残存していた。
今後の治療方針をお伝えして、初回の介入を終えました。
・2回目(1週間後)
初めの動作確認で、8割ほど口を開けられるようになったが、最後まで行くと痛みがあり、クリック音は残ってる状態であった。
前回同様の顎周囲の硬い箇所と、首後方の筋膜の硬さに対して介入を行い、口を開ける動作は最大まで開けられるようになった。(最終域で違和感が残っている状態)
口を開ける時の音はまだ残っている状態で、首周りのストレッチを最後にお伝えして終了。
・3回目
可動域は改善しているが、口を最大まで開けた時の違和感と関節のクリック音が残っている状態。
今回は範囲を広げて、肩甲骨後方の筋膜の硬さに対して介入した後は、左顎のクリック音が消失した。
頻度を減らしていきながら、2ヶ月ほどで痛みや可動域問題なく、生活に支障が無くなりました。関節のクリック音は朝に時々出る程度に落ち着きました。
・スタッフからメッセージ
食事や日常の会話で支障の出ない状態となり、お力になれて嬉しく思います。
日常の生活だけでも顎周りに負担はかかり続けるので、今後もセルフケアをぜひ継続してみてください。